普段電灯潜りで獲っている魚です。獲ったのから順次アップしていきます。
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タンメーボーラー タンメーボーラーです。和名はキツネブダイのオスです。タンメーというのはおじいさんのことですが、ハーメー(おばあさん)ボーラーというのはいないなあ。

ヨーガレアバサー アバサーのうちで、ネズミフグと呼ばれているものの、もう一種類の方です。色がちょっと青っぽいのが特徴です。ヨーガレアバサーなどと呼ぶ人もいます。ヨーガレというのは痩せていることです。

イラブチャー系

ゲンナーオス ゲンナーのオスです。オデコがいい感じ。かっこいいですね。

ゲンナー ゲンナー(オーバチャー・和名ナンヨウブダイ)のメスです。アオブダイと言う人がいますが、アオブダイではありません。沖縄には多分アオブダイはいません。

ゲンナー2 これもゲンナーです。ゲンナーは小さい時はオデコの出っ張りがありませんが、大きくなってくるとオデコが出てきます。そしてオスになるのとメスになるのに分かれるのですが、メスはオデコがそれほど出っ張らないのに対して、オスはものすごく出っ張ります。

ワラー ワラー(和名ニシキブダイのオス)です。昼間は何十匹もの群れでよく見ますが、夜はかなり変な所に眠るので、探すのが大変な魚です。昼はよくゲンナーと一緒に泳いだりもします。

フタマタ フタマタ。和名はナガブダイ(のオス)です。ハーブシーともいいます。メスはアカバツといいます。

アカバツ アカバツです。アカブータとかアカボーラーとか言ったりもします。和名はナガブダイ(のメス)です。体色がサンゴ礁では保護色になってるので、夜、サンゴの中にじっとしてると見えにくいです。波の強いとこに多いです。

タンナー タンナー(和名オニハゲブダイ)です。ゲンナー(和名ナンヨウブダイ)に似てますが、目の所に写真のようなイナズマみたいな模様がついていて、ゲンナーよりかっこいいです。波の荒い所に多いです。ゲンナーと同じくらいの大きさになりますが、あまり大きいのは獲ったことがありません。ブダイの仲間では一番かっこいいと思います。

ヒミーカー ヒミーカー(アカガマチャー)です。和名はスジブダイです。一番メジャーなよく獲るブダイです。

アーガイ アーガイ(ヒブダイのメス)です。イラブチャー(ブダイ類)のなかでは、ブータ(キツネブダイ)とアーガイが、一番おいしい刺し身がとれます。あっさりした上品な味で色もきれいなので、祝い事の時などにはイラブチャー(ブダイ類)の刺し身は欠かせないのですが、僕はあんまりイラブチャーは好きじゃないです。身がやわらかいし。僕はもっと身が締まっててコッテリまったりした味が好きです。アーガイとブータは寝付きが悪いです。イラブチャーの中ではグジラ(カンムリブダイ)が一番寝付き(寝相?)が悪いですねえ。

ミーバイ系

石ミーバイ 石ミーバイです。和名はカンモンハタです。沖縄では最もメジャーなミーバイです。

マーアカジン アカジン(マーアカジン・和名スジアラ)です。沖縄では最高級魚です。深いところの物は真っ赤な色をしてますが、浅いところのは、こんな風に黒っぽい色をしています。浅いところのは「クロジン」といったりします。味は、食べたらわかる最高級の味です。すごいおいしい!浅いとこのも深いとこのもおいしさは同じ(というか、僕は浅いとこの方がおいしいような気がしますが…)ですが、浅い所の黒いのはちょっと安いです。

チンス チンス(マヤーアカジン、アヤアカジン)です。和名はコクハンアラです。クルバニーと呼ばれているのは、チンスの色違いで、種類は同じです。今度獲ったら写真を載せます。高いから絶対セリに出しちゃうので、あまり食べたことはありません。このようなハタの仲間(特にアカジンの仲間)は、昼間でも素人にも簡単に突けるので、みんな獲ってしまって今では激減しています。

ハヤー ハヤーミーバイです。通称ハヤーと呼ばれるハタ類は4種類くらいあります。刺し身、おつゆ、鍋物など、何にしてもおいしいです。

ハヤー これもハヤーです。僕は「石ミーバイみたいなピーブカのミーバイ」と呼んでます。

ユダヤー ユダヤーミーバイです。和名はマダラハタといいます。ミーバイ(ハタ)類の中ではアカジンの次に高級魚です。どんな料理にしても最高!。

ナミハタみたいな謎ミーバイ 名前のわからない謎ミーバイです。たまに獲れます。タコクェー(和名ナミハタ)に似ていますが、タコクェーではありません。タコクェーと比べると白点の大きいのが点々と着いていて、顔も少し細いようです。あ、タコクェーの写真がありませんねえ。今度撮らなきゃ。

タマン・クチナジ系

クチナジ クチナジ(イソフエフキ)です。マース煮(潮汁?)にするととってもおいしいです。

タマン タマンです。和名はハマフエフキ。金色に光って、とってもきれいでおいしい魚です。沖縄ではとても人気のある魚です。内地ではタマミとか言われているようで、力が強く、ものすごい引くので、釣り好きの人には人気の魚らしいです。大ムルーとかウムナーなどと群れて行動するのですが、大きいのは一匹突いてる間に別のが逃げちゃうので、全部は突きにくいです。月夜はこの手の魚は起きてるので、闇夜に狙っていきます。

大ムルー 大ムルー。和名はムネアカクチビです。素潜りではそうでもありませんが、潜水器では突きにくい魚です。

ウムナー ウムナーです。ウムナガーとか面長とか呼ばれています。和名はキツネフエフキです。タマンとか大ムルーとかウムナーとか、この手の魚は、大きいし、釣れると、ドカーンとものすごい勢いで走って暴れるので、釣り好きにはたまらないようです。みんなでっかい物干し竿みたいな竿とウインチみたいなリールでこの仲間を狙ってるみたいですねえ。竿を持っていかれないように命綱とかつけて釣るみたいです。電灯もぐりでも、とっても突きにくい魚です。イチコロ(急所を突いて一発で殺すこと)しないで走られたらほとんど回収不能です。大きいのは、まかり間違ったらモリを持っていかれたり、モリを曲げられます(まだそんな巨大なのは獲ったことないけど)。大体、このナントカフエフキっていう名前の魚の仲間は、眠りが浅い(?)ので、気づかれないように接近するのも難しいです。潜水器を使う人たちにはなかなか突ける魚じゃないようです。(コンプレッサーのエンジン音や泡の音がするし、ライトも明るさが全然違うので、起こしてしまうのだと思います。)

ウムナー(キツネフエフキ)に新事実(?)発覚!。ウムナーには二種類有って、この写真のウムナーは本物のウムナーでは無い方のウムナー(?)だそうです。僕の持っている2冊の図鑑には、一種類しか載っていません。誰かこれの本当の名前を教えてください。違いは非常にわかりにくいようですが、ほとんどのうみんちゅはちゃんと二種類を識別しているようです。うみんちゅが見たら明らかに違う種類なのだけど、うまく説明できないようです。一体どこが違うのでしょうか。相違点は、背の高さ・色・顔つきだそうです。それにこいつは本物より尾びれの端っこが赤いそうで、「オームルーみたいな方のウムナー」らしいです。僕は多分、このウムナーしか獲った事が無いのでわかりません。確かに図鑑のやつと比べると微妙に違うようです。

ミミジャー ミミジャーです。和名はヒメフエダイです。エラぶたが耳みたいだからミミジャーなんだとか…。と思いきや「ミミジャー」の名前の由来に新説登場。ジュー(しっぽ)が耳の形をしてるから「ミミジャー」という説も浮上してきました。マース煮にするとかなりおいしいです。味はクチナジよりかなり上かな?高級魚です。

ダルマー ダルマー(和名ヨコシマクロダイ)です。ごっつい魚です。和名ではクロダイとついてますが、タマン(ハマフエフキ)やウムナー(キツネフエフキ)などのフエフキダイの仲間です。

エーグヮー系

グルマグ グルマグ(グルマー・マーエー・和名シモフリアイゴ)です。アイゴ類の中では一番おいしく、値段も高いです。大きくなると一キロくらいになります。ハナアイゴ(オーンレー)と似てますが、尻尾が全然違います。色もオーンレーは青っぽいですが、グルマグは黄色っぽいです。

エーナマー ミヤギエーグヮー(エーナマー・和名アミアイゴ)です。スクガラス(アイゴの稚魚の塩漬け)にするのはこのアイゴの稚魚です。実は、このミヤギエーグヮーが、グルマグ(シモフリアイゴ)よりおいしいです。身はとても締まっています。マース煮が最高です。

カーエー カーエー(ウラカーエーともいいます。和名はゴマアイゴ)です。カーエーは河口など真水の混じる所や、塩分濃度の低い内湾部に多いようです。この魚は泳ぐ力がとても強く、小さいからと言ってモリで突くときに油断しているとモリを持っていかれることがあります。引きが強いので釣りの人にも人気のようで、沖縄ではカーエー専門の釣り人もいるようです。とてもおいしい魚で、とくに刺し身がおいしいようです。煮付けもおいしいです。高級魚のイメージですが、セリ値はそれほどでもないです。ちょっと高いくらいかな?

マテー マテー(ピーカーエーともいう。和名はブチアイゴ)です。煮付けにするとおいしいです。以前、この魚にはまっていて、こればっかり食べてたのですが、ある日、何を思ったかこいつの骨をトイレに捨てて詰まらせてしまい、大変なことになりました。あ、そんなことはどうでもいいですね。

その他

グルクン 沖縄の代表的なお魚、グルクンです。グルクンには4種類くらいあって、ウクーとか、カブクヮヤー、アカジュー、ヒラーなどいろいろ区別しているのですが、電灯もぐりの僕らは、あんまり気にしていませんので、種類がよくわかりません。ジャコートヤー(カツオ釣りのエサを獲る海人)や、アギヤー(廻高網)の人たちが詳しいです。あと釣りの人も詳しいです。潜りの人は、おかず用に獲ったり、何にもいない時に仕方なくグルクンを獲ります。グルクンは、アカジンなどの大きな魚にいつも狙われているからか、夜でもモリをかわします。むむ、おぬし、できる!。これはうちのおかずに獲った物です。

ヒロサー ヒロサーです。和名メガネモチノウオ。ベラ科最大の魚です。これは小さいですが、大きくなると、1メートル以上になります。ダイビングの人たちの間では「ナポレオンフィッシュ」と呼ばれていて有名です。

ハマサキノオクサン 和名はトガリエビスです。沖縄ではアカイユなどと呼ばれますが、なぜか石垣では「ハマサキノオクサン」と呼ばれています。由来は諸説ありますが、定かではありません。ちょっとキズしちゃった。

ツバキ ツバキです。クレーともいいます。和名はアヤコショウダイ。クレーと呼ばれるコショウダイの仲間も4種類くらいあります。

ツバキ これもツバキです。ミーバイクレーなどと呼ぶ人もいます。和名はチョウチョウコショウダイです。

ジンバヤ ジンバヤ(カタカシ)です。ヒメジの仲間です。大きいのを刺し身にするととってもおいしいです。

へんてこ系

ヒラメ ヒラメです。たまに砂地のところで獲ります。擬態が上手なので、見つけにくいです。舌平目の仲間だと思いますが、和名は知りません。今度調べておきます。…調べました。多分「アマミウシノシタ」だと思います。食べたことはありませんが、まあまあ良い値段するのでおいしいのかも知れません。

チヌマン チヌマン(テングハギ)です。冬、脂がのるととってもおいしい魚です。独特のクセがあるので、嫌いな人は全然だめですが、好きな人は、セリに出すより食べたほうがいいといって、持って帰って食べちゃいます。脂がのったチヌマンは、さしみをこしらえていると、包丁とまな板が脂でヌルヌルになって大変です。僕の中では5本の指に入る魚かなあ。仕事中におなかが空いてくると、チヌマンのことばっかり考えてしまいます。獲ったら無意識に、太ってるかチェック入れてます。太ってたら即キープ。刺し身もおいしいし、煮付けもおいしいし、炭火で焼いて、塩コショウして食べても最高です。食べ過ぎて気分が悪くなるまで食べてしまいます。

チヌマン これもチヌマンです。大きくなるとよくわかりますが、上がメス( 多分…と言うのは後述)で下がオスです。オスはツノがすごく長いです。これは特別長いですが…。あと、尻尾の手前の剣もオスのは前に向かってとんがっています。ちなみに上のはレア物のチヌマンで、剣が3本ずつ生えてます。とても珍しいです。最初は怪我して治ったからかと思ってたのですが、4つ全ての剣がきれいに3本生えてるので珍しいです。写真でわかるかなあ。

グンカン グンカンです。多分軍艦みたいだからだと思います。ヒレーカーと呼んでいる人もいるようです。味は…謎ですが、あまり食べて見たくないなあ。なんとなく。見た目からしてなんか本当に軍艦みたいな味(どんな味だ?)がしそうで…。

アバサー アバサー、いわゆるハリセンボンです。アバサーには3(4)種類あって、これはネズミフグです。アバサーは皮をむくのが慣れないとかなり大変で、素人がやると10分以上はかかります。そのせいでか、フグ調理師免許の関係なのか分かりませんが、皮を剥かないのと皮を剥いたのとではセリ値が全然違います。アバサー汁にして食べます。味はやっぱりフグ(食べたこと無いけど)の仲間なので、とってもおいしいです。

皮を剥いたアバサー 皮を剥いて肝以外の内臓をとったアバサーです。上手な人は20秒ほどで剥いてしまいます。僕は1分以上はかかります。肝は上等みたいですね。

アバサー3種。左から、ハリセンボン(タイワンアバサー)、ヒトヅラハリセンボン(アカバニアバサー)、ネズミフグです。ネズミフグはよく見ると2種類あって、ちゃんと2種に分ける学者もいるようです。この他にイシガキフグもアバサーと呼んでいます。

アーファ アーファ(和名オニダルマオコゼ)です。見た目はかなりグロいですが、とてもおいしいらしいです。から揚げや鍋物にするそうです。背びれの毒は猛毒で、刺されたらどんな人でも絶対に泣くそうです。マサおじいは子供の頃に、背びれにちょっと触れただけで最初の日は一日中泣いていて、三日間ものすごい痛みだったそうです。刺されて死ぬこともあるようです。見た目は石みたいなので、水中では慣れないと見つけられません。魚と気づかないで踏んでしまうこともあるようです。

エビ系

エビ エビです。こちらでは通常イセエビと言うとこのエビを指します。和名は(多分)シマイセエビです。赤い方がオスで、右の白っぽい方が多分メスです。卵を持ってるのは白い方でしか見たことが無いので。この写真の真中の奴みたいに巨大になった奴のことをティーダラーとかチブラーとかいいます。主食はサザエのようです。よくサザエを抱っこして歩いている所を見かけます。尻尾は刺し身にして、頭はお味噌汁などにします。茹でて、縦に二つに切って、マヨネーズとチーズをかけてオーブンで焼いてもおいしいですが、新鮮なものはやっぱり刺し身が一番です。

アオエビです。和名はゴシキエビ。かなり大きくなります。きれいなイセエビです。この他に、トラエビ(和名ニシキエビ)というのもとてもきれいです。イセエビ類は、殺してしまうと鮮度が落ちるのがものすごく早く、生きていてもストレスなどで弱ってくると、変なゼリー状の青い汁(腐るとすごいニオイ)を出して、身が溶け出します。僕は元気が良かったらこのように生かしてセリに出すけど、弱りそうだったら、獲ったらすぐに氷をギンギンに効かせたクーラーボックスに入れて、元気のあるまま殺します。ん?一匹脱走しようとしてますねえ。

ワラジ ワラジです。多分和名はゾウリエビです。場所によって色がかなり違います。図鑑のゾウリエビとちょっと違うような気もするのですが…。味はイセエビより上だと言う人もいます。刺し身が最高です。

イカタコ類

シルイチャー シルイチャー(白イカ・アオリイカ)です。最高級イカです。刺し身にするとおいし〜い!イカ墨汁もおいしいよ。

赤いか アカイカです。アオリイカの仲間です。和名は分かりません。白イカより大きくなりますが、値段は白イカよりちょっと安いです。味はとってもおいしいよ。リーフの外でイカ曳き(イカのトローリングで釣る釣りかた)で釣ったりもします。

クブシミ クブシミ。上がオスで下がメスです。これは上が6キロ下が7キロくらいで、いいくらいの大きさです。大きいのは12キロくらいになります。

クブシミの墨袋 クブシミのスミ袋は、船に上がる前にこのように口をしばっておかないと、他のおさかなや船の上がスミだらけになって、大変なことになってしまいます。

手長ダコ 手長ダコ。和名は「シマダコ」。普通のタコより手が長く、やわらかくておいしいので、那覇では少し高いです。

タコ タコ。普通にタコといったらこっちを指します。和名は「ワモンダコ」といいます。

ワモンダコのオス ワモンダコのオスは、足の付け根にこのような大きい吸盤がありますので、ここで見分けます。

貝類

スークヮヤー スークヮヤー(シャコガイの一種・和名シャゴウ)の身です。殻は重いので、殻ごと持っては浮かべません。海の中で身だけ外して獲ります。瓶詰めなどにされます。珍味。

スークヮヤー殻付き スークヮヤーの殻付きです。殻付きでとって来ました。見てのとおり石みたいなので、慣れないと見つけるのはちょっと難しいかもしれません。

パンドゥヤー パンドゥヤーです。和名はシラナミといって、これもシャコガイの一種です。これは殻の格好がちょっとかっこいいです。でも身が大きさの割に少ないです。ですが、スークヮヤーよりおいしいみたいです。

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